人見知りを克服する方法って…? 演劇・ダンスの効果をご存知ですか?

2019年01月17日コラム

なかなかうまく人と接することができない…。
友だちを作れない…。

一度仲良くなってしまえがば意識することはないのに、そこまでが時間がかかって人付き合いに苦労する、人見知りの方はたくさんいると思います。
お子さんを見て悩んでいるお父さんお母さんや、自分を克服したい中学生・高校生、もちろん大人の方もいるでしょう。

そんな人見知りの皆さん…
ぜひ、演劇・ダンスをやってみませんか?

人見知りが演劇やダンスをする??

人見知りの自分に、演劇やダンスといった“人前で表現する”活動なんか、とてもじゃないけどできるわけがない…そう思われるかもしれません。
「やれば意外に楽しいから」とか、「まずは無理してでもやってみること」とか、そんな根性論をお話しするわけではありません。
実際にたくさんの子供たちの指導してきた経験から、「人見知りでも意外にやれてしまう」理由があることに私たちは気がついたのです。


目次


心を動かすための、体というエンジン – ダンス

ダンスは一人で黙々とやれる。

ダンスというと、人付き合いのいい人たちが、ワイワイ言いながら楽しくやっているイメージがありませんか?
でも実際にやることは、というと…

・振付を覚えるのは1人でできる
・「どうやったら見映えがいいか?」も、鏡の前で一人で考えられる
・音楽を聴きながら、黙々と一人で練習できる

というように、実は一人で殻に閉じこもったままやれることがほとんどなんです。

もちろん、たくさんの人といっしょに、一つのダンスナンバーを創ろうと思ったら、他の人たちと動きを合わせたり、コミュニケーションをとることは必要になります。
でも、一人でやれることもたくさんあるんです。
むしろ、一人で黙々と作業に打ち込めるタイプの人間の方が、向いているとさえ思えるくらいです。

ダンスで人見知りは克服できる?

でも、それじゃあ人見知りの克服には意味がないんじゃないか? …と思われるかもしれませんね。
ここに、一つ大事なポイントがあります。

それは「体を動かす」=「心が動く」ということです。

自分のことでも、お子さんのことでもいいのですが、「今、人見知りしてるなあ…」という時、体の動きが止まっていませんか?
小さくなって、気配を消して、周りの人たちとの間に壁を作ろうとしていませんか?

心と体は密接につながっています。
心が縮こまれば、体も必ず縮こまります。
でも逆もそうなのです。
体を動かせば、心も動いてくるのです。

まずは一人で黙々と、ダンスの動きを真似してみるだけでいいのです。
鏡を見ながら、どうしたら完コピできるか、いろいろと体を動かして試してみてください。
だれにも見せなくて構いませんし、だれかとしゃべる必要もありません。
慣れてきたら、しっかり音楽を感じて、リズムに乗ってみる。
できる限り体を大きく動かしてみる。
自分の体が届くところよりも、もう一つ大きく動かすつもりで踊ってみると、自分の中にあったいろんなものが、だんだん発散されていくはずです。
心がアップテンポになれば、さらに体も動くようになっていきます。

その状態なら、きっとだれとでも話せます。

心と体の連動を利用して、固まってしまった心を体の方から解きほぐしていくこと…。
そのために、ダンスはぴったりなのです。

会話を克服するための教習所 – それが演劇

失敗しない会話がある?

では演劇はどうでしょう?
人見知りの克服に、演劇は役に立つのでしょうか?

人見知りになってしまう一つの原因に、「失敗したらどうしよう」という思いがあります。

・うまく話せなかったらどうしよう…。
・笑われたらどうしよう…。
・変なことを言ってしまったらどうしよう…。
・嫌われたらどうしよう…。

人とコミュニケーションを取りたいという思いが強いからこそ、その失敗に対する恐れも大きくなり、ついそこから引っ込んでしまうというパターンです。
それを克服していくためには「小さな成功体験」を積み重ねていくことが、一番効果的です。
つまり、絶対失敗しないコミュニケーションを何度もやるのです。

そんなものある? …と思われたかもしれませんね。
はい、それが演劇です。

ウソだからこそできる、演劇というコミュニケーション

演劇には、台本があります。
台本には、必ず会話が書いてあります。
あらかじめ用意された会話なので、話が予想外の展開になることも、変なことを言って嫌われることもありません。

つまり、絶対失敗しないコミュニケーションです。

でも、それは用意された会話でありながら、本当のコミュニケーションでもあるのです。
なぜなら、演劇というのはそこに書かれている会話を、疑似体験しなくては成立しないからです。

その時のキャラクターの気持ちになって、その言葉をしゃべり、自分の思いを相手に届ける。
相手はそれを受け取って、また自分の思いを返していく。
これって、日常のコミュニケーションそのままですよね。
演劇の中では、これを何度も何度もくり返し、練習できます。
そこで積み重ねた「成功体験」は、本番=日常生活の中でも必ず活きてきます。

「演劇が人見知りの克服に役立つ」というのは、これが理由です。

人見知りは恥ずかしくない。日常生活にだって、練習は必要!

日常は日常なんだから、練習なんかしなくたって、普通に生きていける、というのは間違いです。
日常生活だって大変なことはたくさんあるんですから、うまくやるためにはスポーツやゲームと同じように練習が必要なんです。

心が固まってしまうなら、ダンスで体を動かして、心をほぐしていきましょう。
会話をするのが苦手なら、まずは台本という安全な枠組みの中で練習しましょう。

演劇やダンスは、決して特別な人たちのものではありません。
ぜひ皆さんの日常に、取り入れてみてください。
必ず、自分の中の変化に気づくはずです!